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プロ野球選手会が「みんなDE防災2022」に特別協力!シビックフォース防災イベントレポート
コラム, 選手会の活動

プロ野球選手会が「みんなDE防災2022」に特別協力!シビックフォース防災イベントレポート

2022年3月12日(土)、公益社団法人シビックフォースと東京海上日動火災保険株式会社主催の防災イベント「みんなでDE防災2022」が佐賀市どんどんどんの森ふれあい広場で開催された。日本プロ野球選手会災害支援基金(選手会ファンド)でタッグを組んだ背景から、選手会もこのイベントに特別協力として参加。「防災」をテーマとしたコラボレーションに向けて、さらなる一歩を踏み出した。

本イベントは、豪雨災害や地震など、いつ起きてもおかしくない災害への備えについて考える機会を提供することがテーマ。佐賀市が災害用として準備している非常用トイレやエアベッドを実際に見てもらったり、防災グッズや非常食を試してもらったりと、防災の知識を得るごとにスタンプがもらえ、スタンプラリー完了後に参加できるガラポンでは様々な防災グッズが当たるチャンスも。小さな子どもから大人まで楽しめるよう、ゲーム感覚で防災について知ることができる仕組みだ。

さらにイベントを楽しんでもらうべく、選手会も受付近くにブースを設け、選手のサイン入りグッズが当たる抽選会を実施した。

こちらは、「スーパーにいる時に地震が発生しました。揺れている最中に取るべき行動は?」「海の近くにいる時に地震が発生。この時に取るべき行動は?」など、防災にまつわるクイズに正解した数だけボッチャのボールを投げられるコーナー。参加するとレジャーシートやお菓子がもらえ、子どもたちは大張り切り。

避難所展示コーナーでは、災害時に使用するテントに入ったり、エアベッドに寝転がったりと避難所生活を疑似体験することができる。非常用トイレの使い方のレクチャーも受けられ、参加者は「意外と使いやすいですね」「思ったよりも頑丈でした」とアイテムの進化に感心していた。

災害時に備えて、どのくらいの食料を準備しておけばいいのか。備蓄啓発コーナーでは、家族構成などをもとに食料や水、マスク、カイロ、タオルなど約60アイテムの備蓄目安量をタブレットを使って簡単シミュレーション。結果はプリントアウトして持ち帰ることができるため、家族と話し合いながら今後の備えに活かすことができる。

最後は学んだことをもとに防災アクションを宣言。ボードには「ローリングストック(※)始めます!」「高いところ目指し逃げよう」「ハザードマップ再確認!」といった宣言が並んだ。(※ローリングストック:日頃利用している食品や生活必需品を少し多めに買っておき、消費しながら買い足していく防災習慣。)

6つのブースを回ってスタンプラリーを終えると、最後はガラポンにチャレンジ。充電器付きラジオ時計、非常用トイレ、懐中電灯、水の要らないシャンプーなど、プレゼントも災害時に役立つものばかり。15時の終了ギリギリまで、400名近くの参加者がチャレンジした。

イベントに駆けつけた選手会の森忠仁事務局長は、「今日実際に各ブースを回ってみて、防災という言葉の中にはいろんな要素が含まれていると感じました。それを選手たちにもしっかり伝えて、今度は選手発信で世の中の皆さんにも防災のことを知ってもらい、災害が起きたときに一人でも多くの人が防災を実践できるよう働きかけていきたいと思います」と語った。

シビックフォース根木佳織代表は「今後の選手会とのコラボレーションでは“野球らしさ”を打ち出し、野球ファンや球児など野球に関心がある方々を対象にした防災イベントも開催できればと思っています。野球が好きな人、野球をやっている子どもは防災のこともよく知ってるねと言われるような展開になればいいな、と。選手の皆さんがイベントに足を運ぶことは難しいかもしれませんが、例えば体験コーナーなどに『〇〇選手も体験しました!』といったパネルがあったりすると、参加者もより熱心に勉強してくれるかもしれませんね」と選手の協力にも期待を寄せた。

東日本大震災から11年を迎えたばかりの3月16日にも、福島県沖を震源とする最大震度6強の地震が発生し、停電や断水、新幹線の一部運休などで多くの人々の生活に影響を与えた。このような啓発イベントで得る一つの学び、一つの知識によって、その影響を最小限に留めることができるかもしれない。

イベントの動画はこちら:

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