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コロナ基金の成功を機に、さらなる社会的ムーブメントを
コラム

コロナ基金の成功を機に、さらなる社会的ムーブメントを

日本プロ野球選手会会長 炭谷銀仁朗


 皆さんもご存知の通り、2020年は新型コロナウイルスの感染拡大によってプロ野球の開幕は延期となり、異例のシーズンを送ることになりました。そんな中でも、たくさんの方々にサポートいただき、無事日本シリーズまで終了できたことに、改めて感謝を申し上げたいと思います。


4月に緊急事態宣言が発令され、医療現場が逼迫する状況において、プロスポーツ選手として何かできることはないだろうかと模索していた中、コロナ基金(新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金)の存在を知り、すぐにアクションを起こそうと決断しました。野球界がいち早く行動を起こすことで、ファンの皆さんもついてきてくれるかもしれない、そして、野球界を越えて他競技のスポーツや、社会に対しても大きな影響を与えられるかもしれないという思いもありました。


今ではコロナ基金で8億円を超える寄付が集まっていると聞き、僕らが思っている以上に野球の力、そしてスポーツの力は大きいんだなと改めて感じました。この支援を通じて誰かを助けることもできたと思いますし、支援先団体の皆様からのお礼メッセージ(詳しくはこちら)を拝見して、逆に僕たちも元気をもらうことができました。「ありがとう」の言葉で、僕たちも「もっといいプレーをしよう」「もっと感動を与えられるように頑張ろう」という気持ちが湧いてきます。


このような社会との繋がりをさらに深めるべく、2020年12月6日に本メディア「Player’s Plus」がスタートしました。野球界だけでなくスポーツ界が一丸となり、“社会に対して何ができるのか”をテーマに、皆さんがアスリートに抱くイメージや価値観がひっくり返るようなアクションを起こして、僕たちの想像を超えるムーブメントが起こることを期待しています。

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